シャンプー選び
シャンプーの種類
シャンプー剤は大まかに分けると以下の4つに分類できます。
【石油系シャンプー】
一昔前は、このタイプが多く販売されていましたが、最近では環境問題などでメーカーも製造しなくなっています。
【高級アルコール系シャンプー】
現在もっとも多く販売されているタイプです。
高級といっても高価、良質という意味ではなくて、炭素数が多いこと(炭素数6以上)を指します。
原料費が安くて加工がしやすいため、メーカーは大量に生産していますが、頭皮にとって良いものとは言えません。 このタイプの主剤になっている成分にはタンパク変性作用があり、ニキビや肌荒れの原因になることがあります。
また、洗浄力が強いため必要な皮脂まで取ってしまうことがあり、人によっては頭皮がカサカサになってフケが増えたり、皮脂の過剰分泌の原因になることがあります。
【アミノ酸系シャンプー】
頭皮や髪の毛と同じ弱酸性で刺激が弱く、選択洗浄性という洗浄機能を持っているので安全です。
選択洗浄性とは、皮膚のバリア成分であるコレステロールなどを皮膚に残したまま、フケや汚れを洗い流す機能のことです。
高級アルコール系シャンプーや石けんシャンプーと比べて、頭皮のスッキリ感を感じないかもしれませんが、それは必要な皮脂を残しているからです。
製造コストが高くつくため、高価なものが多いです。
【石けんシャンプー】
基本的に人体に害のある成分が含まれないので安全ですが、洗浄力が強く、皮脂を取りすぎてしまうきらいがあります。
扱いにくさも欠点です。石けんはアルカリ性なので、髪を洗うとキューティクルが開き、きしみを感じます。
また、水道水に含まれるカルシウム・マグネシウムといったミネラルと結合すると石けんカス(金属石けん)が作られ、髪の毛のゴワつきを生みます。
いずれも充分にすすいだ後に酸性リンスを使うことで元に戻せますが、酸性リンスが頭皮につかないようにする必要があります。
シャンプーの見分け方
シャンプーの容器に書かれている成分表で判別します。
全成分表示のルールでは、配合している成分の濃度が高い順に書くことになっています。したがって、水の次に書かれているのが主剤です。
- 石油系シャンプー
- 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸Na(LAS)、
アルキルエーテルスルホン酸塩類など - 高級アルコール系シャンプー
- ラウリル硫酸塩類、
ラウレス硫酸塩類(ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩類)など - アミノ酸系シャンプー
- ココイルグルタミン酸Na、
ココイルメチルタウリンNa、
ココイルグリシンNa、
ココイルメチルアラニンNa、
ココイルサルコシンNaなど
「ココイル」とは、ヤシ油脂肪酸を意味します。
ココイル以外にも、アシル、ラウロイル、ミリストイル、ステアロイルなど、脂肪酸の組成によって名が変わります。
主剤ではなく、保湿剤としてアミノ酸を配合しているだけでアミノシャンプーと名乗っているものもあるので注意が必要です。 - 石けんシャンプー
- 石ケン素地、カリ石ケン素地
(脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム)